季節はずれの台風の後はやっぱり台風一過でした。気持ちの良い青空です。所沢市民フェスティバルか明治薬科大学の明薬祭に行こうかと思っていたのですが、あまりに天気が良いので荒川河川敷の秋ヶ瀬取水堰へ行ってみました。
利根大堰で取水された利根川の水は武蔵水路を通って荒川に流れ込みます。その水を東京都や埼玉県の浄水場に送るために改めて取水するのが、ここ秋ヶ瀬取水堰です。施工は佐藤工業とありました。
東京都の水は朝霞浄水場に送られます。どうやらこの荒川右岸の取水口から取り込まれ、地中の朝霞水路を通って浄水場まで流れていくようです。コンクリートの下は水でしょうね。このコンクリは利根大堰の取水口にも似ています。
埼玉県の水は大久保浄水場に送られます。左岸にはなんか取水口みたいなものが見られます。あれが、大久保浄水場への入り口なのかなと思い撮影して来ましたが、今見るとちょっと小さすぎるような気もします。
秋ヶ瀬取水堰の近くにはお地蔵様がありました。写真は後姿です。見るからに歴史のありそうなお地蔵様が2体とその間に誰かが後で設置したと思われるお地蔵様の計3体です。昔からこの場所にあったのか、どこかから移設されたのかちょっとわかりませんが、ほっとする光景でした。
取水堰から堤防までは長い長い橋が作られていました。堤防内に水が氾濫しても堰までは歩いていけるためにでしょうか。ともかく長いです。そして普段はその下を人が行き来しているので不思議な橋です。
堤防に上って見下ろしてみると、色々な人がいます。写真のようなモーターのラジコン飛行機を飛ばしている人や、スクーターのチューンアップに興じている方、インラインスケートを楽しんでいる人、犬の散歩をしている人など・・・。正月に向けて調整中でしょうか、族車っぽいバイクを走らせている方もいました。
ふと堤防の外側を見ると、白く雪化粧された富士山が見えました。こういうのが綺麗に見えるようになると秋から冬への季節の移り変わりを感じます。
この日は朝霞の自衛隊の施設で観閲式が行われていました。その会場に向かうたくさんのヘリコプターや飛行機の隊列がちょうど近くを通り過ぎて行きました。
この近くにはか荒川彩湖公園(かまきり公園)や秋ヶ瀬公園をはじめ、たくさん公園がありますが、公園ではないこういう施設も楽しいものです。
最近こんなふうに広々とした場所がいたく気に入っています。私も先日この辺りを散策してきました。利根大堰にも行ってきました。
>公園ではないこういう施設も楽しいものです。
この気持ち何となく分かります。周囲に建造物が少ないためか施設の存在感が際立って見えます。