先日、道の駅ちちぶで手に入れた「秩父産山くるみ」なるものですが、食べるまでが一苦労でしたのでここに記録しておきたいと思います。
私のこれまでの人生における数少ない知識の中にはクルミが2種類あります。一つがカシグルミでもう一つがオニグルミです。カシグルミは手で挟めば簡単に割れ、中身を食べることができます。長野県の田舎に行くとよくもらって食べていました。一方、オニグルミは見たことがありませんでしたが、そのまま食べるというよりはお菓子に使うというイメージがありました。
ところが今回手に入れたものはそのどちらでもない「山くるみ」です。これまで見たくるみよりは明らかに小ぶりでしたが、興味があったので買ってきたのでした。そして、帰って調べると山グルミとはオニグルミのことだということを知ったのでした。
最初はカシグルミ同様、一生懸命手で割ってみようと頑張ったのですが、とてもじゃないが手では割れません。次に出てきたのがペンチ。でも、ペンチでも割るのは大変です。そして、その次に出てきたのが金づち。コンクリの上に置いて金づちで叩くのは効果がありました。でも、これだとボロボロになってしまって綺麗に割れないのです。
ネットで検索すると何件かヒットしたのが一晩お湯に浸けておいて、翌日フライパンで炒ってからこじ開けるというもの。なるほど、これなら行けそうです。さっそくトライしました。確かに簡単に割れるようにはなりました。ところが水につけておくので少し中がしっとりした感じになってしまいました。
もしかして、水につけなくても熱を加えれば良いのでは? とトライしたのがいきなりフライパンで炒る方法です。はたしてこれが大正解。炒ると上の写真のように割れ目が開いてきます。ここにドライバをねじ込ませてひねると綺麗に割る事ができました。
でも、どうもドライバだと割れ目に食い込む面積が少ないので力が加えにくいです。そこで登場したのが包丁。これも大正解でした。包丁を割れ目に食い込んで全体をひねるとパカッ。気持ちよく割れるようになりました。ただし、間違っても割れ目に包丁を押し込むのはやめましょう。下手をすると指の2、3本無くなります。
ペンチ、金づち、ドライバと来て、最後はやっぱり包丁です。技術科から家庭科への変遷をみたような気がします。
ちなみにフライパンではなくてオーブンで熱してもOKでした。要は熱を加えることによって割れ目が広がるようです。
くるみの殻が二つに割れても、綺麗に中身を取り出せるわけではありません。中身は少しずつゆすると取りやすくなります。くずれずに綺麗に取れると気分はとてもよいです。でも、殻の構造上、どう頑張っても綺麗取れないものもあるようです。
今回、300円で買ってきた袋のくるみを全部割ったら上の写真のようになりました。ビールのつまみなんかに合いそうです。でも、カロリーは高いようなので注意。
二つに割れれた殻です。断面を見るとかなり広い面積で結合していることがお分かりいただけるかと思います。この殻、ボンドか何かをつかえばまた綺麗にくっつくので何か工作にも使えそうです。
ということで、今回は、オニグルミの割り方を新たに習得しました。コツをつかむと結構割る事自体が楽しくなりました。また、どこかで見かけたら買ってこよっと。
「ヒョエ〜」包丁を差し込んでる写真は、いけませんです。
この後指は切らずにクルミが割れるのでしょうが
見ただけで「尻がゾクゾク」しました。
クルミの話が出たので「ギンナン」ネタを。
すでにご存知かもしれませんが
生のギンナンにヒビを入れ封筒に入れて
電子レンジで加熱すると
簡単に「モチモチ」した食感の熱々ギンナンが
簡単に出来上がります。