少し前に与謝野晶子邸があった場所にある公園、南荻窪中央公園に行った話しを書きましたが、その時に、gooddayさんからその近くの杉並区立神明中学校の周りも雰囲気が良いとお教えいただきました。
あまり寒くなると行きにくくなってしまうので、先日のお昼休みに足を運んでみました。
荻窪駅からの歩きです。環八を渡ってから先は住宅街ですが、新しいお宅の間に時々昔ながらのお宅があって不思議な感じのする場所です。神明中学校を目指して歩いていくと太く高い木々がそびえ立っているのが見えてきました。これは一般のお宅でした。昔からこの地に住居を構えられているのでしょう。周りが普通に宅地化されていく中で、このように残ったのであろう場所が何箇所が見られました。
さすがに個人宅の敷地には入れませんので、神明中学校の裏手にある神明天祖神社へ向かいました。案内板によると、この神社の場所には天正12年(1584年)にはすでに小祠があったとのことで、創建はそれ以前だろうとのことです。
季節的にイチョウの木が葉をまっ黄色に染めていて、歩いているとヒラヒラと落ちてきます。落ち葉を集めた袋があちこちに置かれていましたが、掃除してるそばから葉が降ってくる状態ではきりがないでしょうね。
境内にあったベンチに座りメロンパンを食していると、近所のご老人が一人お参りにやってきました。日課とされている感じです。時折、横の道路を走る車の音が気になるものの、境内では木々から鳥たちのさえずりが軽やかに響き、そこが荻窪であることを忘れてしまいそうな雰囲気です。
おそらく、先の個人宅やこの神明天祖神社のような風景がかつてのこの地に広がっていたのでしょう。良いものを見られました。1時間のお昼休みを有効に活用でたと思います。
なお、廃校問題で揺れている神明中学校は60周年記念だそうです。校舎がきれいにデコレーションされていました。本当はその校舎の写真が撮りたかったのですが、最近のご時勢、学校内にカメラを向けていたら通報されても文句が言えないのでやめておきました。
ここは良く銀杏が実る季節には、近所の人が拾いにやってきますよ。昔はこの近所に実家がありましたので、よく拾いに行かされたものです。懐かしいですね〜。神明神社も60周年ですか!OBでありながら気がつきませんでした。昨日所用で西荻窪に行っていたのだから立ち寄ってみれば良かったです。廃校の話は聞いています。これも少子化の影響でしょうか。寂しい限りです。