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 風邪やインフルエンザの予防には手洗いとうがいが一番と言われています。今年も頑張って手を洗ってうがいをしています。でも、それでもひくときはひいてしまうのが風邪です。

 今年はこれに加え「鼻うがい」を行うことにしました。

 鼻うがいというのは鼻の穴から水を吸うことによって鼻の中を洗浄する行為です。芸能人が「鼻うがいをするようになってから風邪をひかなくなりました」なんてコメントしているのを聞いて前から気にはなっていましたが、どうしても手が出ませんでした。だって、鼻から水を吸うなんてのはどう考えても普通の人間の行為ではありませんから。

 でも、これで風邪をひかないのなら・・・という期待も一方で膨らんでいて、とうとう今年の「鼻うがい」デビューとなりました。

 少しの勇気は必要ですが、やり方は簡単です。ぬるま湯に塩を入れて片穴ずつ吸い込むというものです。詳しいやり方は「鼻うがい」でネット検索すればたくさん出てきますので、ここでは省略します。塩を入れて鼻水と同じような浸透圧にするのがポイントだそうです。私は最初、単なるぬるま湯で吸い込んでしまったですが、初回だったので正直あまり違いがわからずでした。そんな私でも単なる水で行うのは避けたいです。これはとても痛そうな気がします。

 何度か自我流で試した後に改めてネットでやり方を調べたところ、大事な点が何個かあるようです。上の塩を入れたぬるま湯というのもその一つですが、これに加え、「鼻うがい」中は唾を飲み込んではいけないとか、やり終わった後に強く鼻をかまないというのがあるそうです。これをやってしまうと、鼻の中の水が耳のほうに流れて行ってしまい中耳炎になる可能性があるそうです。そういえば、「鼻うがい」が終わった後、耳のあたりがボワーンとしていることが何度かありました。きっと、中耳炎の危険がある状態になっていたのだと思います。鼻から喉に抜けた水をつい飲み込んでしまった時に耳に負担がかかったようです。

 最初は朝夕2回実施していましたが、やりすぎは鼻の粘膜にもよくないそうなので、今は夜帰宅後に1回にしています。私の鼻の構造のせいかもう水はできったと思っていても、しばらく経った後に鼻の穴からジャージャー水が出てくることがあります。そんなわけで、出かける前に行うのは危険でもあります。

 今でも鼻の穴から吸い込んだ直後は、昔プールで鼻に水が入った時のツーンという感じを味わいます。まあ、そもそも鼻から水を入れるということは人間の鼻の想定外の使い方だと思うので、いつまで経ってもある程度の違和感は残るのだろうと思います。

 そう考えると、食べ物や水分を鼻の中に蓄えることのできるゾウさんは改めてすごいんだなあと、そんな風に思います。