時々、行くお店に「ファッション市場サンキ」というお店があります。所沢市山口にあります。
なんとなく「しまむら」に似ていて、Marshalls同様、なんとなく宝探し気分が味わえるお店でもあります。
そして、このお店の敷地には常々、気になっているものがありました。
でも、気になる話をする前に、せっかくなのでサンキについても少し調べてみました。創業は1956年に千葉県柏市とのこと、なんと50年以上の歴史があったんですね。新興の会社かと勘違いしておりました。失礼いたしました。そして、今回話題にする所沢店のオープンは2000年12月となっています。
話を元に戻しましょう。今回お話しする気になっていたものとはサンキの駐車場の横の西武線の線路との間にある、フェンスに囲まれた盛り土のようなもののことです。祠などが見えるので何かお稲荷様とかそういうものかと思っていました・・・。
ところが、なんと、これは山口城の遺構である土塁なのだそうです。このサンキのある交差点名が「山口城址」であることからもわかるよう、このあたりにはその昔山口城と呼ばれるお城がありました。村山党山口氏の居城だそうです。
お城がどんな風にあったかをイメージするには、「余湖くんのお城のページ」さんの山口城に関するページがわかりやすいです。なるほど、かなり大きなお城であったようです。私は線路沿いの場所しか見ませんでしたが、交差点の横にも大きな土塁と案内板があるようですね(上の写真を撮ってからも既に5、6回「山口城址」の交差点を通過していますが、確かに案内板があることは確認済みです)。
この地にサンキができる前にもよくここは通過していましたので、以前の山口城址の状態も見ていたはずです。でも、残念ながら何も記憶に残っていません。昔のものに素直な気持ちで興味が持てるようになったのも最近のことですので、その当時は「山口城址」「ふ〜ん」くらいで聞き流していたんだろうと思います。
現在はサンキのお店の周りに山口城の遺構があるというおもしろい風景になっていますが、現所沢市長の当麻よし子さんが県議会でも質問しているように、開発当時には当然ながらいろいろと反対もあったようです。結果的に土塁の一部が残されることになりました。
結果的には保護されたと考えていいのでしょうか。
今回、山口城について検索していて知ったのですが、全国には古城めぐりをされている方がたくさんいらっしゃるんですね。いろいろと勉強になりました。
そうだったのですか。私は山口城址は交差点名でしか知らず、いったいどの辺が城址だったのかと思っていました。
こじんまりとはしていますがちゃんと土塁が残っていたのですね。今度じっくり見てみます。