前回の「目白駅からおとめ山までの道」の続きです。
前回最後の看板から少し坂を上ったところに「おとめ山公園」はありました。このおとめ山ですが、乙女山ではありません。御留山もしくは御禁止山だそうです。江戸時代の将軍の狩り場で、一般人は立ち入ることのできない場所ということでおとめ山なのだそうです。明治以降、福島の殿様だった相馬家の敷地となりました。戦後、分割売却されそうになりましたが保存運動により昭和44年におとめ山公園となったそうです(公園内の説明から)。
園内には見晴台がありました。こんな感じにイスがありました。平日の午後でしたが、ここに座って本を読んでらっしゃる方がいました。気持ち良さそうです。
見晴台からの展望です。南側方面に開けているようです。さすがにビルが多く、すばらしい眺望とはいえませんが、昔は遠くまで見えたのではないかと思います。すぐ下には小学校があるようで、子供たちの声が聞こえてきました。
このあたりは湧水があるそうで、園内にも池がありました。新宿区内で湧水というのがすごいです。
このおとめ山、なんとシーズンになるとホタルが飛び交うそうです。新宿区内のホタルです。そのための施設が上の写真です。ホタルを養殖をしているそうです。
おとめ山を後にして中井駅まで歩きました。こちらが新目白通りです。正直このあたりは歩いていてあまりおもしろい場所ではありません。目白通りに出るまでの間に錦松梅の工場がありました。「なぜこんな所に?」という感じです。
こちらはおとめ山から中井駅に向かう途中に沿って歩いた神田川です。洗い髪が芯まで冷えて小さな石鹸カタカタ鳴った神田川のイメージとはほど遠いです。氾濫を防止するためだとは思いますが、ちょっと少しさみしい護岸です。
とぼとぼと歩いて中井駅に向かいましたが、中井駅周辺には昔ながらの商店街がありました。私が小さい頃に良く見た肉屋さんなどがそのままの形で残っていました。実は郊外などよりは、都内のほうが昔ながらの風景が残されているのかもしれません。
今回はおとめ山でしたが、この目白周辺にはこのほかにも「ねずみ山」とか「うずら山」というのがあるそうです。気になりますね。機会があれば訪れてみたいと思います。
私,所沢に越してくる前は新宿区の中落合に住んでおりましたので,今回の記事はたいへん懐かしく読ませていただきました。
このあたりは新宿区とはいっても緑が多く,私が住んでいたアパートにも,雨が降るとカエルが現れたりしていました。(玄関前にじっとうずくまっているので,夜帰ってきたときなど,うっかり踏んでしまわぬように気を遣った。)
中井の駅の西側にある林芙美子記念館もお勧めですよ。
次に中井を訪問される際には是非どうぞ。
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/shinjuku-rekihaku/public_html/fumiko.html