前々から社会科見学したかった場所の一つに中央防波堤埋立地があります。東京湾のお台場のちょっと沖合にあって、東京23区民のゴミの最終処分場として機能していた場所です。
申し込みをすれば見学は可能ですが、公共施設であるため平日しか受け付けてくれません。とはいえ、このまま待っていると見学できなくなってしまいます。この埋立地から釣りをする人もいるようなので、周りを自分の車で走ってみることができるのではないかと思い、出かけてみました。GWのことです。
この埋立地はお台場および城南島とトンネルで結ばれています。沿岸部の渋滞を避けるためか交通量は予想外に結構ありました。
私は城南島から入りました。だいたいの位置関係は頭に入れていました。トンネルとトンネルの間から脇道に出れば埋立地内の道路に出られるはずです。ところが、脇道に曲がる交差点にはどこにも関係者以外通行禁止の表示が・・・。ああ・・・。
見ていると、どう見ても関係者ではなさそうな人も曲がって行きます(釣り人?)。かといって自分もそれに続くのはどうも気分が悪いです。
悩んだあげく、交差点の脇にあった工事用資材置き場から周囲を見渡すことにしました。今回の写真はすべてここから撮影したものです。
冒頭の写真の右側にある建物が総本山、この地を管理する中防合同庁舎のようです。残念ながら埋立地な言葉から想像するような光景は今回の場所からは見ることができませんでした。予想外だったのは多くの工場のような建物が建っていることでした。また、コンテナもたくさんありました。もう私有地があるのでしょうか。でも、良く考えたらこの地にはまだ住所がありません。それぞれ道路がつながっている大田区と江東区が帰属権争いをしていて決着がつかないようです。なんと都内にも領有権問題があったんですね。
風力発電の施設でしょうか。大きな風車が見えます。近くに行ってみたいけれど行けません。歯がゆい感じです。これでコンテナが見えなければ都内とは思えない光景です。
羽田空港が海を挟んで対岸です。離陸していく飛行機が真上を飛んで行きました。電信柱はどこにでもありそうなものです。これだけ見るとここが住所のない場所には思えません。
現在、23区最後の最終処分場として稼動している新海面処分場はあのお山の先でしょうか。どんな世界が広がっているのか見てみたい気がします。ああ、見たい見たい。
ここ中央防波堤は将来、「海の森」として公園整備されるそうです。それhそれですばらしいです。でも、できればその前の今の姿のうちに一度きちんと見学しておきたいものです。
ところで中防という略しかたですが、別に私がつけたわけではなく、公式にそう呼ばれているようですので、念のため。
(最近は、通勤電車の中でケータイからこんな文章を書いてます・・・。)
またまた私が過去に関係したことのある記事が・・・。
今のCM先に入る前、約半年間、この中防内でダンプカーの誘導・整理のアルバイトをしたことがあります。
もう23年位前の話です。
ここへ来るには、お台場側からしか来れなくて、まだ湾岸線の西行きは、東京港トンネルも未完成で13号地で終わりでした。この辺りは、船の科学館しかなくて、殺風景なところでした。
中防へ行くトンネルは、たしか「第2東京港トンネル」
って呼んでいたかもしれません。
357号線から、中防トンネル方向は、信号もなくて、
清掃局の塵芥車や、産廃ダンプ、残土・ガラダンプが
強烈なスピードで走っています。
つづく