中央防波堤に行った際には城南島にある動物愛護相談センターの建物も見て参りました。休日なので門は閉まっていました。
以前、「ドキュメント 東京のそうじ」で犬猫のそうじを読んでから気になっていた場所でした。
東京の一等僻地と表現されていた城南島です。片側4車線のような広い道路があるものの、通行量は少なく、なんとなく言っていた意味がわかった感じがしました。城南島海浜公園ができてだいぶ賑やかにはなったのでしょう。きっと本が書かれた頃は本当に何もなかったのではないかと思います。
センターは中防に渡る臨海トンネルに続く道路の脇にひっそりとありました。写真では木々に囲まれているように見えますが、建物の裏手は海です。そしてその先には羽田空港です。
中には入ることはできませんでしたが、外見からは明るそうな雰囲気を感じます。ここでは保護(?)されてきた動物たちの里親探しも行われています。まさに動物たちの生と死の境がこの建物の中にあるのでしょう。
センターの方々の啓蒙によるところが多いのでしょうが、昭和61年に犬13,226頭、猫29,892匹だった殺処分の数が平成18年度にはそれぞれ557頭、6,348匹まで下がっています。せめてもの救いではないかと思います。