以前「竹芝桟橋(竹芝客船ターミナル)で神業を見る」で書いた通り、やはり大きな船の接岸風景は見ていて感動します。東京湾のクルーズ船ヴァンテアン号の接岸も難易度は高そうですが、大きなさるびあ丸には敵いません。
さるびあ丸は東海汽船が竹芝桟橋から三宅島、八丈島の間に運航させている船です。全長は120mあります。こんな大きな船がすぅーとやって来て、クルっと回ってスパっと止まる姿は繊細なる豪快と言えます。
竹芝桟橋では、レインボーブリッジをくぐってやってきた船は狭い場所でくるっと回って、今来た方向に頭を向けて接岸しなければなりません。桟橋の前はそれほど広くはありません。だから、さるびあ丸のような大きな船は向こう岸近くをやって来て大回りで向きを変えるようなことはできません(ヴァンテアン号はできます)。
どうするのかなと見ていたら、桟橋の前で船体をほぼ固定したままクルクル回っちゃうんです。機関車が転車台の上で回る感じです。まあ、実際に見ていただくのが一番です。下記の動画をご覧ください。WMV形式でサイズは1.5Mバイトほどです。
くるっと回ったとしても最終的には岸壁にぴたっとくっつけなければいけません。これは斜めに進入してきて最後はやっぱり横滑りのようです。これも実際の動画をみてくださるのが一番です。WMV形式でサイズは1.7Mバイトほどです。
どこまで自動制御してくれるのかわかりませんが、壁にぶつけずあの巨体をピタリと止めるのは、かっこいいなあと思います。