国立科学博物館の電子パネル

 先日、国立科学博物館に出掛けた時の話です。館内では説明を読み上げてくれる音声ガイドのほか、ICカードを貸し出してくれます。ICカードは無料であるのにその存在があまり知られていないようです。

 せっかくなので借りてみました。

国立科学博物館のICカード

 館内には展示物の前に写真の電子パネルが設置されています。これで展示物の説明を読むことができます。

 ICカードはSUICAやPASMOのようにここにタッチします。ICカードには大人用と子供用があって、タッチすると大人向けもしくは子供向けの説明が即座に表示されます。もちろんカードがなくても説明を読むことはできますが、カードがあると言語設定など面倒な操作がスキップできるのだと思います。

 これだけではありません。おもしろいのは、このカードをタッチした展示物を帰宅後ネットから確認できる点です。カードを借りる時に固有のIDとパスワードを教えてくれ、翌日の夜からそれを使ってネットにアクセスすることができるようになります。

 ただ、ネットから確認できるという点に少し期待しすぎたため、文字通り廻った場所がわかるだけの画面にはちよっとがっかり。現地で借りるICカードとネットの組み合わせだと色々と応用が考えられるだけに、さらなる機能拡張に期待といったところでしょうか。着眼点は、さすが国立科学博物館だと思います。