最近、デジタルフォトフレームと呼ばれる商品が売れているようです。通常の写真立ての写真を入れる部分が液晶になっていて、デジカメで撮影した写真をプリントしなくても飾れる仕組みです。
特にプレゼント用としての購入が多いとか。確かに、考えてみると自分で使うよりも誰かに見せたい写真を入れてプレゼントするほうが楽しそうです。
私もプレゼントとして一つ買ってみました。
買った機種はソニーのDPF-D70。値段は15,000円ほどです。
安いものであれば1万円を切るものもあります。ただ、2つを並べてみるとわかるのですが、安いものは画像が粗いです。画素数が少ないんです。私が買ったDPF-D70の画素数が800X480ピクセルなのに対し、安いものは480X234ピクセルでした。プレゼントとして人にあげるものであれば綺麗なほうが良いですし、ソニーというブランドも力があります。
各種のメモリ媒体を挿すこともできますが、私はPCとUSB接続して写真をコピーしておきました。こうしておくと、受け取った人はACアダブタを接続してスイッチオンするだけでデジタルフォトフレーム上でスライドショーが楽しめます。
思えば私が初めてデジタルフォトフレームの存在を知ったのは10年近く前のアメリカででした。CEIVAというメーカーが作ったものです。モデム内蔵で、電話線をつないでおくと夜間に勝手にネット接続し、そのフレームに写真を送りたい人からの写真をダウンロードしてくる仕組みだったと思います。アメリカの場合、ローカルコールと呼ばれる日本の市内通話のようなものが無料です。だからこそ当時でも実現できたビジネスモデルだったのでしょう。やはりというか、当時は日本で流行ることはありませんでした。
ここに来てなぜデジタルフォトフレームが流行り出したのかはわかりませんが、デジカメが一通り普及したということでしょうか。最近の日本で発売されているものの中には無線LAN内蔵のものや、動画の再生機能のあるものもあるようです。各社が商品を出してますので、今後は値段が下がっていくのでしょうね。
それに、対貴殿両区の節約で、テレビやビデオ(タイマーがある製品も)のコンセントを抜いているので、僅かとはいえ電気代がかかるこの手の製品は、残念ながら使ってもらえなさそうです。