メキシコで発生した豚インフルエンザが連日のニュースになっています。既にメキシコでの死者は150人を超えたと報道されています。日本でもニュースでは流れていますが、報道するほうもそれを聞くほうもどうも対岸の火事を見ているような、そんな印象を受けます。本当にこんな感じでいいんでしょうか?
今話に出ている豚インフルエンザは情報が少なすぎます。どの程度の感染力があるものなのか、感染後の致死率がどんなものなのか等、わからないことだらけです。日本でも38万人の命を奪ったというスペイン風邪は20歳〜40歳という一番健康そうな人をバタバタと死に追いやりました。サイトカインストームとかいうものが原因だそうで、健康だからこそ死んじゃうみたいです。メキシコの状況をみると、今回の新型インフルエンザでも同じことが発生しているのではないかという話もあります。
このところ忙しくて新聞を読んだりニュースを見たりする時間があまり取れませんでした。だからこそ色々気になっています。せっかくなので、この機会に自分なりに疑問点や考えをまとめておこうかと思います。
まず、最初にこれまで騒がれていた鳥インフルエンザとの関係についてです。3年半くらい前にパンデミックについて書いた時は、H5N1というやつがヒトからヒトへ感染するようになったら大流行と書いたかと思います。それに対し今回のインフルエンザはH1N1の豚インフルエンザ。て、ことは今回の新型インフルエンザは新型と言っても、これまでプレパンデミックワクチン等の準備が進められてきた新型とは別の新型ということになるのでしょう、きっと。
とはいえ油断はできません。いずれにしても、パンデミックを引き起こすような新型インフルエンザであった場合は感染拡大は必須と思われます。既に世界各国での感染者が報告されています。日本では盛んに水際阻止についての報道がなされています。島国だからでしょうか。でも、本当に有効なのでしょうか。もちろん、時間稼ぎはできると思いますし、その時間稼ぎが重要なのはわかっています。でも、鎖国でもしない限り日本上陸は避けられないのかなとも思います。飛行機で短時間に世界中を行き来できるような現代です。地球という箱庭の中で感染が広がっていくようなそんな気がしています。今、絶対に罹患しないと言えるのは国際宇宙ステーションにいる若田さんくらいじゃないでしょうか。
そして、日本国内で一人感染者が見つかった時には既に感染者は一人だけと断定できる状態ではないはずです。そう考えると、かなり日々の生活が疑心暗鬼になりそうです。電車で横に座った人が咳き込んでいたらやっぱり心配になります。その人は外国から帰ってきたばかりかもしれませんし。
ワクチンができるまでは3カ月から半年はかかると聞いています。それまで家に閉じこもっていることはできません。一方、国内で感染者が見つかった場合、病院に隔離する仕組みもよく報道されています。でも、そんな時って本当に感染者はその人だけなんでしょうか・・・。なんとなく逃げ通せる気がしません。
となると、感染した時のことを視野に入れて生活する必要があるのではないかと考えています。予防策はもちろん大切ですが、予防できなかった時どうするかを真剣に考えておかなければなりません。残念ながら、今の私はまだ答えを持ち合わせていません。
よくわからないのはメキシコ以外で死者が出ていないことでしょうか。アメリカでの感染者は軽症だと聞いています。先ほどCNNを見ていたらアメリカで感染した家族がインタビューに答えていました。このあたりの情報を早く知りたいと思っています。それによってはパンデミックがあるとしてもある程度、楽観視していられないかと期待していたりします。
必要以上に煽るようなことはしたくありませんが、後でパニックにならないためにも今のうちにいろいろと考えておきたいというのが今の心境です。こんな私って少数派でしょうか。
最悪感染してしてしまったら、これはもうお医者に頼る他はないわけですが、新型と言えどもしょせんインフルエンザですから、我々がやることは一般的な予防対策で十分だと思います。ワクチンはあくまで子供やお年寄のためにあるものと私は理解しています。健康な成人が“薬物”に頼らなければ流感を防げないようでは、人類の未来も真っ暗というもんじゃございません? ( ^^;
とりあえず私は、ビタミンCの多い食べ物をいつも以上に食べるようにしています(ゴーヤーやミツバなど)。後は運を天に任せ・・・(笑)