今年の夏も何度となくカブトムシ、クワガタ採りに出かけました。朝早くに出かけると大人一人でで捕まえに来ている人が結構いるのに驚きました。売り物にしようと思っているのか、孫にあげようと思っているのか。森が少なくなって、ただでさえ競争が厳しいのに・・・。
ある日、ふと頭上から視線を感じ、見上げた写真が上のものです。なんとライバルは人間だけではありませんでした。
写真を拡大するとこうなります。カラスです。ちょうどクヌギの木から樹液が出ている部分が見える場所にいます。我々と同じでカブトムシやクワガタが集まる場所を知っているようです。
明るい時にこの樹液目当てでに飛んできた昆虫を捕食しているわけです。だから、この木の周りには、写真のようにカブトムシのアタマの部分だけがゴロゴロしています。人間がエビを食べて硬いアタマの部分を残すのと同じです。頭良いです、カラス。
こちらは木の根元。穴が深く掘られてしまっています。樹液の出るクヌギやコナラの根元地中にはカブトムシやクワガタが潜っていることが多いです。だから、御覧の通りの有様です。掘っても良いと思います。でも、掘ったら掘りっぱなしではなく埋め戻しておくべきではないかと思います。
昆虫採集時の人間の敵がカラスなら、森にとっての敵は人間かもしれません。