ミスドPROVIA

 前回の続きです。

 F70EXRにはオートで撮影できるモードが2つあります。いわゆるオート、プログラム、それにEXRオートというもの。EXRオートの場合、シーンを自動的に判別してくれて最適なモードを選択してくれる優れものです。マクロにも自動的に切り替わるため、普通の場合はここにしておくのが一番簡単なんだと思います。

 EXRオートではどんな写真が撮れるのかがわかるよう、livedoor PICSにサンプルを載せておきましたので興味があれがご覧ください(写真技術へのつっこみは無しです)。

 確かにすばらしいモードなんですが、私には1つだけ気に入らない点があります。

ミスドVelvia

 F70EXRにはフィルムシミュレーションと呼ばれる機能があります。画像の色彩を選択できる機能です。ここにフィルムの名前をつけちゃうあたりがさすがフィルムメーカーです。カラーには次の3つがありまして、標準のPROVIA、ビビッドなVelvia、ソフトなASTIAです。

 1番上のミスドはPROVIAにて撮影しています。そして、2枚目はVelviaです。

ミスドASTIA

 そして、3枚目のミスドはASTIA。好みかもしれませんが、私は断然Velviaなのです。不自然なくらい鮮やかなのが好きなのです。

 ところが、残念なことにこのフィルムシミュレーション、EXRオートだとPROVIAしか選択できないのです。

 もう少し見てみましょう。

秋津神社PROVIA


秋津神社Velvia


秋津神社ASTIA

 神社を上から、PROVIA、Velvia、ASTIAです。これにはそれほど顕著な違いはないですかね。

 これ以降はPROVIAとVelviaだけを比較してみましょう。

緑PROVIA


緑Velvia

 上がPROVIA、下がVelvia。やっぱりVelviaがいいな〜。こうして見ているとEXRオートにVelviaが選択できないことが非常に悔しく感じられます。

花PROVIA


花Velvia

 あ〜、どちらがPROVIAで、どちらがVelviaかは言わなくても一目瞭然ですね。

 このあたりはソフト的に処理しているところだと思います。ぜひともファームのアップデートでEXRオートでもVelviaを選択できるようにしていただけないかと、富士フィルムさんにお願いしたい気持ちであります。何とかならないでしょうか。