紙の博物館での紙すき教室

 先日、飛鳥山公園に花見に出かけた時のこと。以前書いた通り、あそこには3つの博物館が並んでましで、そこのひとつ、紙の博物館で開かれていた紙すき教室に参加してみました。

 定期的に開催されているようで教室に参加するのに追加料金は不要です。大人300円の入館料だけで体験できます。

紙すき教室 木型の選択

 紙すきで作成するのはハガキです。子供の学習教材として作られているキットをもう少し本格的にしているものの、基本は同じです。木型を選び、牛乳パックから作られたパルプを流し込みます。

紙すき教室 脱水

 家庭で作るものと違うのはこの次で、油圧ジャッキを改造したと思われる工具を使って水分を切ります。こうすることで、アイロンを軽くかけるだけで素早く乾かすことができるようです。

紙すき教室 完成

 短時間で綺麗なハガキが作れました。

紙の博物館

 御存じの通り、このあたりには王子製紙がありました。今は公益財団法人ながらその当時の博物館の流れを引き継いでいるようです。紙について、いろいろと勉強できます。

 紙というのは繊維を薄く再構成するものですから、繊維があれば作れるようです。象のウンコから作った紙なども触れる形で展示されていました。

 3つある博物館のうち、残すは渋沢栄一の史料館だけになりました。