今年も明治薬科大学の学園祭に行ってきました。明薬祭です。展示物では積極的に説明を聞いてまわり、いろいろと勉強になりました。
目的はもう一つありました。なかなか時間が合わずに足を運べなかった明薬資料館に行くことでした。明治薬科大学の敷地内にある薬学関係の資料館で無料です。
薬に関する事が歴史的な観点、原料的な観点、効能的な観点などでわかりやすくコンパクトにまとめられています。
昔の薬袋に印刷されていた文字はあんな風に作られていたんだ、とか、生薬でよく聞くゴコウって乾燥ムカデだったんだ、とか。興味はつきません。
なかでも秀逸だったのが、ミイラ。漢字だと身胃羅と書きます。乾燥した人肉のことです。止血剤として中国から輸入されていたとか。薬物としてのミイラにはランクがあったそうで、エジプト産が最上のものだったという説明は不思議な説得力があります。
このミイラ、国立科学博物館で開催された「化け物の文化誌展」でも展示されたことがあるそうです。ここで見れば無料です。