テレビのアナログ放送が終わりに近付き、地デジ対策完了まで秒読みとなりました。
一方で、現在墨田区に建設中の東京スカイツリーがマスメディアに取り上げられない日はありません。
あまり語られているようには思わないのですが、実のところ、この2つはとても関連しています。少し、触れておこうかと。
まずは事実の列挙から。東京地区のお話です。
● 現在のアナログ放送は東京タワーから放送している
● また、デジタル放送(地デジ)も現在は東京タワーから放送している
● 東京スカイツリーは電波塔である
● いずれ、地デジの送信は東京スカイツリーからになる
こうして見ると、問題点が明確になってきます。今地デジ用のUHFアンテナを立てて地デジ対策をしている人は、いずれアンテナの向きの再調整が必要かもしれないということです。
地デジ対策として今立てるアンテナは東京タワーに向けているはずです。魚の骨のようなアンテナは八木アンテナです。ラジオのアンテナと違い、アンテナを向けた方向に指向性が発生します。向けた方向からの電波であれば弱くても受信できます。代わりに、それ以外の方向からの電波への性能は劣るアンテナです。
現在東京タワーにアンテナを向けている場合は送信元が東京スカイツリーに変わっても変更の必要は無い、といった論調もあるようです。でも、東京スカイツリーからの試験電波が出ていない今、あまりいい加減なことは言えないかと考えます。電波って目に見えないですし。
東京スカイツリーからの試験放送は来年始まる予定です。ここで色々と見えてくるはず。まあ、アンテナの向きの調整であれば、その気になれば自分でもできますし、深刻に考えるものでもありませんが。
ちなみに、我が家はフレッツテレビ。特に気にしないでいけます。ついでに言うと、フレッツテレビの場合、アナログ放送終了後もしばらくアナログ放送の再配信をしてくれるとか・・・。別に宣伝してるわけではないですが、地デジ対策に間に合わなかったらフレッツテレビという選択肢もありそうです。
千代田区や中央区あたりに住んでいる方は、アンテナをグルリ180度回さないとダメなんでしょうね。もしかすると電界強度が強いので、どこに八木向けても視聴できるのかも・・・!?