0円?の部屋


 金曜日の夜遅く、1時ころに帰宅。最近帰りが遅いので温泉で癒されたいな、とじゃらんを見ていたら見つけたのが「宿泊料0円?!宿おまかせプラン」というもの。万座温泉は日進館です。簡単に言うと、部屋代は要りませんということです。浴衣やアメニティの用意はありません。布団のセッティングも行いません。朝晩の食事代として一人4410円だけが必要です。簡単に言うとこんなプランです。

 万座といえば温泉はピカイチ。朝晩の食事はどの部屋でもバイキングなので、部屋にこだわりがなければ、こんなお得なプランは無いです。東京で沸かし湯のカプセルホテルに泊って朝晩食事をしたらこの値段には抑えられないのではないですかね。

 さっそく申し込んで数時間後に出発しました。

貸出料金表

 日進館としては、新館、本館、別館、ゆけむり館と部屋にランク付けがあるようです。今回の部屋はもちろん、元々安いゆけむり館でした。部屋の雰囲気は冒頭の写真の通りです。8畳の部屋で、バストイレはありません。

 浴衣やお茶が必要ならば、有料で利用することも可能です。

セントラルヒーティング?

 部屋には個別のエアコンや暖房はありませんでした。天井にこんな穴があって、ここからガンガン暖かい風が出てきていました。まったく寒くはありません。暑いくらい。暑過ぎれば、ひもを引いて空気穴を防ぐ仕組みです。

ゆけむり館

 ゆけむり館ってどんなところかというと、こんな感じ。歴史を感じさせる建物です。どうやら木造のようです。ロビーのあるフロアからはだいぶ下がった所にあります。エレベータを2回乗り継ぐ他に結構長く階段を歩く必要がありました。

ゆけむり館の後ろの方には近代的な建物

 斜面にたくさんの建物が建てられています。だから、ゆけむり館のうしろのほうには本館や別館などの近代的な建物が見えます。この写真の右の高台の上に「極楽湯」という露天風呂があります。ゆけむり館からはこの露天風呂へのアクセスが便利でした。

 ついでに書き残しておくならば、浴場としてはこの他にメインの「長寿の湯」と「万天の湯」というのがあります。いずれも源泉かけながし。すべて行きましたが、掛け値なしにすばらしい温泉でした。

薬師堂と熊四郎山

 ゆけむり館からはそのまま外にでることもできました。目の前には左に薬師堂、右奥には熊四郎山があります。ただ、このあたりは除雪されていないため、薬師堂に近付くことすらできませんでした。

夕食バイキング

 夕食と朝食はバイキング。いつものことながら盛り付けセンスを疑われるので食べ物の写真は無しです。

嬬恋村といえばキャベツ

 嬬恋村といえばキャベツが有名です。時期的には今ではないでしょうが、キャベツももちろんおいしかったです。

 とまあ、0円宿泊プランについてざっと挙げてみました。結局は、部屋の作りにどの程度、重きをおくかによるのかと思います。温泉と食事はどの部屋も平等なのですから。

 ここ日進館、夜の8時から1時間はロビーでフロアショーがあります。私が行った日の出演は泉堅さん。誰かと思ったら日進館の代表の方でした(笑)。歌の合間に興味深いお話もしてくれるので、くだらないテレビを見ているぐらいならぜひ、こちらへどうぞ。64歳とおっしゃっていたけれど、そんな風に見えないのは万座温泉のおかげかもしれません。