携帯端末を使った動物情報サービス

 上野動物園で「携帯端末を使った動物情報サービス」というのを使ってみました。

 ユビキタス・コミュニケータと呼ばれる独自の端末を借りることで、動物のオリの前でその動物の情報の説明を聞くことができるものです。

ユビキタス・コミュニケータ


 オリの前にあるここに端末を当てて、読み取りボタンを押すことで説明を聞くことができます。ここにはその動物を認識するICタグが入っているようです。

 場所によってはこのICタグの読み取りをしなくても説明が流れると言う説明でした。確かに、サル山はペンギンの場所では近づいただけで説明が流れてきました。きっと、GPSか何かで位置を確認しているのだと思います。

 ちょっと使ってみての感想です。やはり独自の端末を借りないといけないのは手間がかかります。最後には返さなくてはいけませんし。オリのどこにICタグがあるか探すのもちょっと面倒です。混んでいる動物の前では、このICタグの場所に近付くのが難しい場所もあります。できれば、近づくと勝手に説明が流れる方が便利です。生の動物が目の前にいるのに、端末ばかりに気が取られるともったいない気がします。いかにそのあたりを自然にできるかが、今後のカギかと感じました。

 ところで、このサービス、「東京ユビキタス計画」の一環として行われているようです。このような計画が推進中だったとは知りませんでした。10月7日までの期間限定では銀座でもスタンプラリーが行われています。