社会人としての責務としてインフルエンザの予防接種を受けてきました。何年かぶりにワクチンについて書いておこうと思います(前回はこちら)。インフルエンザワクチンがWHOによる全世界的な博打である以上、自分が受けた予防接種について知っておくのは当然のことだと思います。

 例年のことながら、国立感染症研究所横浜市衛生研究所の情報をベースとしています。詳細はそちらをご覧ください。

 今年のワクチンの中身はこれです。

2012-2013
・ A/カリフォルニア/7/2009 (A pdm09型)
・ A/ビクトリア/361/2011 (A香港型)
・ B/ウィスコンシン/01/2010 (山形系統)

 数年前に騒がれたいわゆる新型インフルエンザが出てきてからは、Aソ連型に代わってそれが加えられているのですね。個人的にはこれが加えられているだけでも受ける意味はあるかなと思ってます。

 他の2つは昨年からは継続はなく新しいものになっています。これまでの流行からそう判断されたようです。当たるかどうかは神のみぞ知るということでしょうか。

 アメリカではこれまでの3つのインフルエンザウィルスに対応した3価ワクチンに、さらにB型の1つを加えた4価ワクチンを開発中だそうです。なんだ、やっぱりできるんですね。前からの疑問でした。流行しそうなウィルスを推理するのではなく、悩んだらたくさん入れちゃえば良いじゃないかと。この数を増やせば増やすほどワクチンとしての有効性は高まるわけですから。今後に期待です。

 インフルエンザといえば、もう一つ気になっているのがN5H1と呼ばれるいわゆる鳥インフルエンザです。これが来る来ると言われているところに弱毒性の新型が出てきてしまいました。このため、世間的に「新型インフルエンザは怖くない」というイメージを与えてしまった可能性がないか危惧しています。実際のところ、N5H1は全くの別物です。だから、気を緩めるべきではない、と考えています。

 それにしても最近の予防接種は痛くないですね。年齢とともにこちらの脂肪層が厚くなっているのはありますが、針も進化しているのでしょう。