ある一定以上の年齢の方なら、子供の頃に昆虫採集セットを見たことがあるはず。注射器と2つの薬剤からなるセットで文房具屋で普通に売られていました。確か薬剤Aを注射器で虫に注射して絶命させた後に、薬剤Bを注射して標本を作るのだったと思います。今じゃ、子供に注射器を使わせるなんて世の中が黙ってはいないことでしょう。古き良き時代・・・?
今はどんなものが売られているのか。ネットで調べて買ってみたのがこのマルカンという会社の「カンタン昆虫標本セット」 一通りのものがセットになっています。今回は、これを使った昆虫標本の作り方をご紹介します。
まずは、昆虫を熱湯で消毒します。死んだ昆虫を標本にする場合はここからで良いのですが、生きていたらどうしましょうか。私は銀紙やビニール袋に入れて冷凍庫に1時間ほど入っていただきました。変温動物なので、苦しまずにいつの間にか絶命してくれたと信じます。
次に標本液Aに3日間ほど漬け込みます。その後、取り出して標本液Bへ3日間。それぞれの液体がどんな成分でどんな効果があるのかはわかりません。標本液Bはサラダ油のようにベタベタしたものでした。
標本液から取り出したら、今度は3日間ほど乾燥させます。この時に足の形などは整えたほうが良さそうです。
最後にディスプレイして完成です。
久しぶりに昆虫標本などやっていたら、銀河鉄道999の機械伯爵を思い出しました。人間狩りをして、人間のはく製を作ってましたよね、彼。あのひどい男と自分を重ね合わせるなんて。子供の頃は虫を殺すことなんて何とも思わなかったのに。
確かにそのとおりですね。
セミの羽をもぎ取ってもなんとも思っていませんでした。
大人から見ると結構残酷なことをしていたのだと思います。
残酷さは自然と身につくと思うので、子ども時代に大人の価値観をなすりつけるのは良くないと感じます。
昔の子どもはそのような同じ道を歩んできたのですが、最近の都市部の子どもはどうなんでしょうね?