イナビル

 新年早々、何年かぶりかにインフルエンザ認定されました。予防接種は受けていたのですが。B型です。1月7日に東京都の福祉保健局が発表した報道発表によると、B型は全体の4%なのでかなり少数派。どこでもらったのでしょう。

 タミフルから始まり、リレンザと経験してきたインフルエンザ薬ですが、今回はイナビルという1回吸引するだけの薬を経験しました。もらったら1回吸っておしまい。あとは寝るだけです。

 自分がかかると色々と気になるもので、今年のインフルエンザ状況を調べました。ここに少し残しておきます。

 熱が38度線を超えることはありませんでした。病院に行くと、しつこく薬は飲んでいるか、いつ飲んだか聞かれました。どうも市販の薬を飲んでいると熱が上がりにくいインフルエンザになるようです。インフルエンザは高熱が出ると思い込んでいると、そうでもないことがあるということです。普通の風邪と思いながらウィルスをまき散らしている人が結構いるかもしれません。個人的には節々の痛みがひどく極度の倦怠感がインフルエンザの特徴ではないかと思っています。

 インフルエンザと言えば横浜市衛生研究所の情報がわかりやすいです。今流行っているインフルエンザは予防接種を受けていれば避けられるのかどうかが気になるところです。これにはHI価という数値を使って判断するようです。これが4倍以内なら予防接種で使用したウィルス株に似ていることになるとのこと。1月15日の情報を見ると、今広まっているA香港型のほとんどがHI価8倍以上とありますので、残念ながら予防接種はあまり期待できそうもありません。

 予防接種と言えば、2年前に米国では4価ワクチン開発中という話を書きました(こちら)。通常、A型2つにB型1つのウィルス株を選んで作られる予防接種ですが、B型を2つ入れちゃいましょうというものです。これが米国では既に実用化されていました。B型は大きく山形系とビクトリア系と呼ばれる2つの派閥があるので、1つしか入れないとまさに丁半博打ワクチンになるわけです。ならば、2つ入れましょうという考え方のようです。もしかして、4価ワクチンを打っていたら私は罹患せずに済んだのかもしれません。日本でも早く打てるようにして欲しいものです。

 今年はB型にやられましたが、理論的には別にA型にやられる可能性もあるわけで、1シーズンに2回のインフルエンザ罹患という恥ずかしいことにならないよう、気を引き締めて手洗い、うがいに勤しもうと思います。