少し前にブルーボトルコーヒーの日本上陸が話題になりました。
そこで聞いた言葉が「サードウェーブ」 第三の波ってことでしょうか。ざっと読んだ限り、豆の産地ややその焙煎を大事にし、一杯一杯コーヒーを入れてくれるのがサードウェーブだそうです。つまり、こだわりのコーヒー。
あれ、それって昔は駅前によくあった日本の喫茶店では?
そんなお店のメニューにはブレンドの他、モカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテンとストレートコーヒーが並んでましたよね。生豆を買ってきて自家製焙煎をしているお店もありました。カップは湯せんで温められていました。ドリップを使う人、サイフォンを使う人、ネルを使う人、それぞれのお店にこだわりの入れ方があったのかと思います。
「仮面ライダー」にしても「太陽にほえろ」にしても、この手の喫茶店は重要なシーンの一舞台でした。考えてみれば「砂糖は1つ、2つ?」なんてセリフは今のドラマには出てこられないのですよね。
今、駅前からこういうお店はほとんど無くなってしまいました。
別にブルーボトルコーヒーを否定するわけではありません。むしろ、この手のお店が流行るということは喜ばしいことだととらえています。せっかくなので、これを機会にまだ残っている駅前のこだわりの喫茶店にも足を運ぶ人が増えることを望んでいます。
ただ、TVを見ていると、淹れ方が厳格にマニュアル化されていて、「そこはアメリカ式かい!」とツッコミたくなりましたけども…