新しく買った靴を下ろすのが午後になってしまったため、靴底にマジックで汚れをつけました。これで大丈夫。
ん? なんでこんなことするんだろう・・・?
思えば、これまで何も考えずに従ってきた習慣でした。新しい靴を下ろすのは午前中でなければならず、どうしても午後になる場合は既に使用済みの靴にしてしまえば良いという考えです。
親の代から伝承されてきたしきたりです。昔は下駄や草履だったのだと思います。また、マジックなどありませんから墨だったと聞いています。手段や形は変わってきていますが、本質的なところだけは継承されてきています。
では、この「新しい履物は午前中に下ろす」のはなぜなのでしょう?
ネットで検索したところ、午後だとお葬式を連想させるとか、履きなれない靴を履いて暗い所を歩かせないように、とか色々出てきました。
まあ、無理に理由を調べて合理的に行動しようとも考えていません。これについては現代流にアレンジされた方法で先代から引き継いだしきたりを守って行こうと思っているところです。
洗濯物は畳んでから袖を通す
ご飯に箸を立てるな
出針、着針はダメ (急いでいて避けられない時の”おまじない”は忘れてしまいました)
左手で急須を注ぐな
敷居は踏むな
夜に爪を切ると親の死に目に会えない
夜に口笛を吹くと蛇が来る
・・・
雷除けのおまじない 「桑原、くわばら」
群馬前橋出身の亡母ならではと思いますが、知っている方はいらっしゃるでしょうか。