
5月2日、清瀬市の中央公園にオープンした「夢空間」のレストランへ早速行ってきました。
「夢空間」は、かつてららぽーと新三郷に展示されていた車両を清瀬市が譲り受けたものです。税金とクラウドファンディングを合わせ、2億円以上をかけて再整備されました。3月の清瀬市長選ではこの事業が大きな争点となり、前市長敗北の一因にもなったいわくつきのプロジェクトでもあります。
地元でも賛否両論が渦巻いていますが、個人的には「既に立派なものを作ってしまったのだから、これを有益に活用して、どんどん観光の目玉にしていけば良いのでは」と思っています。今回はそんな期待も込めて、ランチタイムにお邪魔してきました。
車でのアクセスも快適に!心躍る外観のディテール

これまで中央公園には駐車場がなく不便でしたが、今回の再整備で33台分の有料駐車場が新設されました。車移動が多い身としては、このアクセスの良さは非常にありがたいポイントです。
レストランは、事前予約が必要な「ダイニングカー」と、予約なしでも利用できる「ラウンジカー」に分かれています。今回私が利用したのは、ダイニングカーでのランチです。
予約の時間までは車外で待機するシステム。私はそこまで「鉄分」が高い(鉄道マニアな)わけではないのですが、いざ実物を目の前にするとテンションが上がります。「北斗星」のエンブレム、ホーム上に設置された駅風の時計、そして1号車の文字下にひっそりと書かれた「尾久客(尾久客車区の略)」の文字など、心くすぐられるディテールにすっかりワクワクさせられました。
いざ車内へ!見事なレストアと「鉄道感」あふれる空間

予約時間になり、いよいよ車内へ。ダイニングカーの座席は満席で、お客さんの半分くらいは鉄道ファンの方かな?という雰囲気でした。一方、予約不要のラウンジカーは半分ほどの埋まり具合だったので、ふらっと立ち寄るならラウンジカーでも大丈夫そうです。
指定されたテーブルに座ってまず感じたのは、「本当にきれいにレストアされているなぁ」という感動です。車窓からの景色は、片側が住宅街、もう片側が公園内なので、正直なところ「絶景」というわけにはいきません。しかし、車内の空間作りは見事の一言。
面白いのは、エアコンの作動音が結構大きいこと。これがかえって、実際に列車に乗って旅をしているようなリアルな「鉄道感」を醸し出していました。
どうでも良いところに目が行ってしまうのですが、個人的に感動したポイントが3つあります。
BGMが流れてくる天井設置のNational製スピーカー
当時のまま残されている非常ドアコックの説明板
テーブルにしっかりと挟んで固定された、美しいステンドグラスのランプ

また、ラウンジカーの奥にあるトイレも非常にきれいでした。便器や水回りなどの設備は最新のものにアップデートされていましたが、空間全体は「これが列車のトイレ?」と驚くような贅沢な作りになっています。
5/10までの復刻メニューと嬉しい市民割

今回いただいたのは、ビーフカレーとビーフシチュー。食器類はナルミのボーンチャイナを中心にまとめられていました。5月10日までは、現役当時の味を再現した「復刻メニュー」を中心に提供されています。味は普通に美味しかったですが、純粋な「食事目的」だけで来る方は少数派で、やはりこの空間と雰囲気を味わうことがメインディッシュになりそうです。
お会計はテーブルで行うスタイルです。ここで嬉しいのが、清瀬市民は「市民割」で1割引きになること!訪れる際は、運転免許証など市民であることを証明できるものを忘れずに持参しましょう。
おわりに
整備の経緯から様々な意見がある「夢空間」ですが、運用が始まったからには、この素晴らしい車両が長く愛されてほしいと願っています。
鉄道ファンの方はもちろん、ちょっと変わった非日常空間でランチやティータイムを楽しみたい方も、ぜひ全国から清瀬の「夢空間」へ遊びに来てください!
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