酸辣湯麺

アメリカで中華のお店に入ると、よくスープは何にするか聞かれます。私がランチでお世話になっていたお店では次の3つから選択できました。

  • Wonton Soup
  • Egg Drop Soup
  • Hot and Sour Soup
最初のスープは読んで字のごとくワンタンスープ、次が卵とじのスープです。そして最後が日本ではあまりなじみのないスープですが、酸辣湯(サンラータン)と呼ばれるスープです。

酸辣湯はその名の通り、酸っぱくて辛いスープです。と書いていて「すっぱムーチョ」を思い出しましたが、あそこまで酸っぱくありません。酸っぱさは嫌味なく自己主張するレベルで、辛党の私にはたまらない味でした。

でも日本ではこの酸辣湯を食べさせてくれるお店があまりありません。元々は四川料理だそうです。どうして日本人向けのこんなおいしいスープがあまり普及していないのだろうと、常々、不思議に思っていました。ところが先日、ポストに出前用のメニューを入れていってくれた中華料理「盛蘭」のメニューに酸辣湯麺なるものを見つけました。

このお店「盛蘭」さん、埼玉県所沢市下安松にあります。メニューの麺類のところにはラーメンから始まって色々な麺メニューが並んでいますが、その中にひっそりと「酸辣湯麺 730円」というのを見つけました。下には括弧つきで「(すっぱくて辛い四川そば、やみつきになりますヨ)」と書かれています。

まさに酸辣湯の中に麺が入ったもののようです。「味で勝負」と書かれていたので、注文してみました。30分くらいでお届けしますと言われたのに、15分くらいで持ってきてくれました。距離も離れていたし、酸辣湯麺のほかに2品注文したのに・・・。時間がまだ早かったからかな。

見た目は写真の通りです。スープがかなりどろっとしているので、麺はその中で固くなっていました。少し麺をほじくり出した状態の写真です。

一口スープを飲んで見て、「そうそう、コレコレ、酸っぱくて辛い(そのままじゃん)」と思いました。具もたくさん入っていてとても健康的です。酸辣湯といえば椎茸(しいたけ)ってイメージがあったんですが、ここにもちゃんと入っていました。麺もスープも量がとても多かったのですが、酸味も辛味も食欲を増進させるんですよね。スープまで完食させていただきました。

実はこの酸辣湯、うちの近くだと新秋津駅と秋津駅の間にある「離宮」にもありました。パーラーファインというパチンコ屋のビルにある中華料理屋です。また、楽天で調べたところ、「酸辣湯 (サンラータン) 10g×5袋」なんてのもありました。今度、買ってみようかな。