サーキットシティ

2000年の年末にバージニア州のルーレイ(Luray)洞窟探検に出かけました。この旅行は長距離ドライブなのですが、その道中、ペンシルベニア州のHarrisburgにある、サーキットシティ(Circuit City)という電器屋さんで、現在も使用中のデジカメを購入しました。

Harrisburgは、1979年に炉心溶融事故を起こしたスリーマイル島原子力発電所のある所です。あの時は子供ながらに「メルトダウン」という言葉に事の重大さを感じていました。在米中に一度、この目で見てみたいと思っていましたが、これは実現しませんでした。

Circuit Cityはアメリカでも大手の家電チェーン店です。私のお気に入りでした。私が住んでいたニュージャージー州のBedminsterの近くにもあります。また、BedminsterからHarrisburgの間にも何店もあります。

じゃ、なんでHarrisburgで買ったの? ってことになるかと思うのですが、答えは簡単で、朝出発のドライブで、ちょうどお店の開店時間頃に通過するのがHarrisburg店だったというわけです。ここで買うのは予定通りの行動でした。会計時に電話番号を聞かれました。Circuit Cityでは電話番号で顧客管理をしていたようです。レジの画面に表示された私の住所を見て、店員さんは「NJに住んでるの?」と少しびっくりしていました。

購入したカメラはCanon G1です。明るいレンズと露出のマニュアル操作に惹かれました。899ドルだったと思います。

それまで使用していたのはKodakのDC210A Zoomという機種で100万画素ながら、味わい深い発色が気に入っていました。ビデオで撮影されたドラマが主流になりつつある頃、「スチュワーデス物語」とか「スクールウォーズ 」とかの画像を見ると、その奥行きのある画面に引き寄せられましたよね(もしかして、演技のせい?)。DC210A Zoomの発色にはこれは通じるものがありました。

Canon G1はこれに比べればとても自然で優等生的な発色です。DC210A Zoomはパンフォーカスだったので、G1がオートフォーカスでピント合わせができるのにも、今思えば感動していました。300万画素なので、サービスサイズにプリントしても、とてもきれいです。期待していなかっただけに、ちょっとうれしかったのは本体が多言語対応になっていたことです。表示を日本語にすれば日本語のメニュー表示になりました。

このCanonのG1は、今でも使い続けているのですが、ひとつだけ不満な点があります。シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグです。スナップ写真を撮る時に苦労します。「ここだ」と思った時にシャッターを切っても実際に撮られる映像はその少し後になってしまうのです。当時のデジカメではどうしようもなかったのでしょうが、実はこの不満は年々、大きくなっています。最近のデジカメではかなり改善されているんだろうなあと考えてしまうからだと思います。

CanonのGシリーズも既にG6 まで出ているということで、そろそろ買い替えも考えたいのですが、関連各位を納得させられるだけの訴求力に乏しく、苦労しています。


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